专利摘要:
本発明は、第二級パラフィンスルホン酸の固体のアルカリ土類金属塩を製造する方法に関する。本発明の方法は、第二級パラフィンスルホン酸と水酸化アルカリ土類金属の水性溶液を噴霧乾燥することで固体に転換するものである。
公开号:JP2011514905A
申请号:JP2010550068
申请日:2009-03-04
公开日:2011-05-12
发明作者:グレーシェン・マティアス;ナウマン・ペーター;ボルヒャース・ゲオルク;ラインハルト・ゲルト
申请人:クラリアント・ファイナンス・(ビーブイアイ)・リミテッド;
IPC主号:C07C303-44
专利说明:

[0001] 本発明は、第二級パラフィンスルホン酸の固体のアルカリ土類金属塩の合成に関する。さらに、本発明は、第二級パラフィンスルホン酸のそのアルカリ土類金属塩を含有する固形洗濯洗剤および洗浄剤に関する。]
背景技術

[0002] 通常、パラフィンスルホン酸(SAS、第二級アルカンスルホン酸)は、Na塩の形で、液体洗濯洗剤および洗浄剤製剤に使用される。しかし、この第二級パラフィンスルホン酸のナトリウム塩は、非常に高い吸湿性をもつので、簡素な単離やその後の取扱いが著しく困難になり、または不可能になってしまうことさえある。この吸湿性のNa塩を固形洗浄製剤(例えば粉末洗濯洗剤)に使用するとき、約5%を超える使用量では、最終製品中にくっつきや団子が生じ、使用範囲が著しく制限される。]
[0003] それにもかかわらず、固体Na(SAS)を提供できるようにするためには、特別な投与形状、例えばペレットが不可欠であるが、これは粒径が大きく、粒子形状が不適であるため、固形洗浄剤への直接使用は不可能である。これが、特許文献中に記載されているほとんどの使用例が液体あるいはゲル状製剤である理由である。]
[0004] 独国特許第2600022号(特許文献1)において、例1に、半極性非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤の混合界面活性剤を含有する液体洗濯洗剤および洗浄剤が記載されている。アニオン性界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤のアルカリ土類金属塩が使用され、ここで、アニオン性界面活性剤としてパラフィンスルホン酸塩が挙げられている。その例が示すように、そこにはパラフィンスルホン酸の純粋なアルカリ土類金属塩は開示されておらず、他の界面活性剤との混合物しか開示されていない。これは、非イオン性界面活性剤と酸型のアニオン性界面活性剤の混合物を中和するという製造法によるものであり、その後、可溶性のアルカリ土類金属塩が加えられる。第二級アルカンスルホン酸の固形粉末状のアルカリ土類塩は、純粋な形態では記載されていない。]
先行技術

[0005] 独国特許第2600022号
米国特許第4,144,226号
米国特許第4,146,495号
国際公開第96/34108号
国際公開第96/34092号
国際公開第92/111347号
国際公開第94/23005号
欧州特許第0486592号
欧州特許第0642576号]
発明が解決しようとする課題

[0006] したがって、本発明の課題は、第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩を純粋な形態で製造することである。]
課題を解決するための手段

[0007] この課題は、パラフィンスルホン酸と水酸化アルカリ土類金属の水性溶液を噴霧乾燥させることで解決された。]
[0008] したがって、本発明の対象は、第二級パラフィンスルホン酸の固体のアルカリ土類金属塩を製造する方法であって、パラフィンスルホン酸とアルカリ土類金属塩の水性溶液を噴霧乾燥することで固体に転換する方法である。]
実施例

[0009] 特許請求される方法の基礎となる第二級パラフィンスルホン酸はそれ自体公知である。その鎖長は通常、C原子7〜20個、好ましくは8〜18個である。アルカリ土類金属カチオンと第二級パラフィンスルホン酸の原子価の相違から、M2+とパラフィンスルホン酸の比で2種類の塩が生成し、これらは、式ではM(SAS)2またはM(OH)SASで表すことができる。ここで、Mはアルカリ土類金属カチオンを意味し、SASはパラフィンスルホン酸を意味する。SASまたはM(OH)2の量を変化させることで、OHの含有量が式M(SAS)2とM(OH)SASの間にあるような生成物、例えば式M(SAS)(SAS)0.5(OH)0.5の化合物が製造される。]
[0010] 出発化合物として使用されるパラフィンスルホン酸は、長鎖アルカンのスルホキシド化混合物から、蒸留によって、または低級「アルコール」や超臨界CO2を用いた溶媒抽出によって単離することができる。必要であれば、パラフィンスルホン酸は、中和の前に30、50または70%の過酸化水素で漂白することができる。このパラフィンスルホン酸は、通常、活性成分濃度が70〜99%、好ましくは80〜95%、とりわけ好ましくは85〜95%である。漂白に必要な30%過酸化水素の量は、使用されるパラフィンスルホン酸に対して約1〜5重量%、好ましくは2〜3重量%である。漂白は10〜30℃、好ましくは15〜25℃で行われ、漂白時間は2〜6時間、好ましくは3〜5時間である。]
[0011] 続いて、場合により漂白されたパラフィンスルホン酸を、水中に溶解された水酸化アルカリ土類金属、好ましくは水酸化マグネシウムに、約60〜120分以内に50〜60℃で加える。このとき、パラフィンスルホン酸と水酸化アルカリ土類金属のモル比は、一般に0.8〜2.5、好ましくは1〜2とする。その後、pH値が安定するまで撹拌を行う。ここで、得られるMg(SAS)2のpH値は、酸性範囲(pH2〜4)を示す。その後、必要であれば、この生成物を、少量の苛性ソーダ溶液または炭酸ナトリウムで中性のpH値に調整することができる。Mg(OH)SASは、pH値6〜9を示す。]
[0012] このようにして生成された塩の水溶液から、噴霧乾燥により水を除去して、固体粉末状のアルカリ土類金属パラフィンスルホン酸塩に転換する。]
[0013] 噴霧乾燥法は、当業者によく知られており、典型的には噴霧塔内で行うことができるが、流動層装置内で行うこともできる。通常、水溶液またはスラリー状の被乾燥物を、噴霧塔の頭部で噴霧する。例えば粘度や懸濁液中の固形分の分散等の特性がこの方法に適している噴霧用液体の製造のためには、液体をそれに対応して処理する、および/または適当な補助物質を添加することが必要となり得る。噴霧用液体の処理は、例えば温度調整によりなされ、あるいは均一化工程を通すことが含まれる。補助物質を添加することにより、例えば噴霧用スラリー中の固形分の分散、または表面張力に影響を及ぼすことができる。]
[0014] 液体の噴霧化には、1成分、2成分、多成分ノズルや噴霧円板など、細かい液滴が生成される様々なシステムが使用可能である。乾燥は、噴霧方向に対し並流または向流で塔内を通して流される高温ガスにより行われる。乾燥された粒子は、乾燥器の下流で、通常はサイクロンおよび/または粉塵フィルタを用いてガス流から分離される。噴霧化条件に加えて、乾燥過程はとりわけ、入口温度および出口温度の温度プロファイルにより決定される。このとき、一方で入口温度は高すぎず、出口温度は低すぎないようにする必要である。本発明による方法においては、入口温度は、一般にT=120〜220℃の範囲内にあり、好ましくはT=150〜200℃の範囲内にある。出口温度は、実質的に達成できる粉末中の残留水分を決定し、本発明による方法においては、一般にT=80〜120℃の範囲内にあり、好ましくはT=90〜110℃の範囲内にある。]
[0015] こうして製造されたパラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩は、できるだけ低い吸湿性をもつことを特色とする。それにより、これらは、より簡単に固体の投与形に加工可能であり、より容易に固形洗濯洗剤および洗浄剤製剤中に入れることができる。これらの塩は、粉末、顆粒、または他の好ましくは固形の界面活性剤との共顆粒の形態に加工することができる。]
[0016] 第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩は、担体を用いて洗濯洗剤および洗浄剤に使用することも、担体を用いずに洗濯洗剤および洗浄剤に使用することもできる。]
[0017] 本発明により得られる噴霧乾燥した第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩は、洗濯洗剤および洗浄剤に直接使用するのに適している。しかし、特に好ましい使用形態として、それ自体公知の方法でまず造粒して、次いで被覆層を付けることができる。造粒には、原理的には、例えば、圧密、ビルドアップ造粒およびミキサー造粒、流動層造粒、押出し、またはペレット化など、すべての常用の方法が考慮対象になる。最終製品および/または造粒法の要件によっては、助剤、添加剤、さらなる活性成分などの使用が必要となることもある。]
[0018] 被覆工程の場合には、追加の工程で、顆粒をフィルム形成物質で被覆し、これにより生成物の特性に著しく影響を及ぼすことができ、または意図したように調整することができる。典型的には、被覆剤は溶液または溶融体の形で塗布されるが、特殊な場合には固体としても使用される。ここで、広く用いられる方法は、流動層または適当なミキサーであり、必要に応じて下流で乾燥または冷却が行われる。原理的にはマイクロカプセル化やマイクロビーズ化のための方法も考えられる。]
[0019] 本発明により得られた噴霧粉末は、粉末状の洗濯洗剤製剤、洗浄剤製剤、および消毒剤製剤中において貯蔵安定性が非常に良好であることを特色とする。これらは、重質洗濯洗剤、シミ取り洗剤、トイレ固形洗浄剤および他の成形体、自動食器洗い機用洗剤、および汎用の粉末洗剤への使用に理想的である。]
[0020] 第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩は、洗濯洗剤および洗浄剤中で、1〜60%、好ましくは2〜30%、とりわけ3〜15%の濃度で使用される。]
[0021] 顆粒状、粉末状、もしくは錠剤状の固体、および他の成形体として存在しうる上記の洗濯洗剤および洗浄剤は、上記の第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩の他に、原則として、そのような洗剤で一般的なすべての既知の含有成分を含むことができる。]
[0022] 上記の洗濯洗剤および洗浄剤は、とりわけ、さらなる界面活性剤、ペルオキシ化合物、ペルオキシ活性化剤または有機過酸、ビルダー、有機および無機の酸、塩基、洗浄強化剤、溶媒、ハイドロトロープ剤、緩衝剤、錯化剤、保存剤、増粘剤、皮膚保護剤、発泡調節剤、消毒作用物質、酵素、ならびに色落ち防止作用や繊維保護作用のある特別の添加剤を含有することができる。電解質や、着色剤および香料などのさらなる助剤も可能である。]
[0023] 固い表面用の洗浄剤はさらに、研磨作用のある成分を含むことができ、特に、石英粉、木粉、合成樹脂粉、白亜、ガラス微小球、およびそれらの混合物からなる群が挙げられる。。研磨剤は、本発明による洗浄剤中に、好ましくは20重量%以下、とりわけ5〜15重量%含まれる。]
[0024] 上記の洗濯洗剤および洗浄剤は、本発明による第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩の他に、1種または複数種のさらなる界面活性剤を含むことができ、特にアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、およびそれらの混合物が対象になり、しかしまたカチオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、および両性界面活性剤も対象になる。そのような界面活性剤は、本発明による洗濯洗剤中に、好ましくは1〜50重量%、とりわけ3〜30重量%の含有比率で含まれるが、それに対し、固い表面用の洗浄剤においては、通常はより少ない比率、すなわち20重量%以下の含有量、とりわけ10重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%の範囲で含まれる。]
[0025] 本発明による第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩以外の適したアニオン性界面活性剤は、とりわけ石けん、および硫酸基またはスルホン酸基を含む界面活性剤である。スルホン酸塩型の界面活性剤としては、好ましくは、C8〜C18アルキルベンゼンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、すなわちアルケンおよびヒドロキシアルカンのスルホン酸塩ならびにジスルホン酸塩の混合物が考慮の対象になり、これらは、例えば、末端または内部に二重結合を有するモノオレフィンをガス状の三酸化硫黄でスルホン化し、続いてスルホン化生成物をアルカリ性または酸性加水分解して得られる。例えばスルホ塩素化と、それに続く加水分解あるいは中和とによってC12〜C18アルカンから得られるアルカンスルホン酸塩も適している。例えば水素化したやし脂肪酸、パーム核脂肪酸、または獣脂脂肪酸のα−スルホン化したメチルエステルなど、α−スルホ脂肪酸のエステル(スルホン酸エステル)も適しており、これらは植物および/または動物由来であって、脂肪酸分子中にC原子を8〜20個含む脂肪酸のメチルエステルをスルホン化し、続いて中和して水溶性のモノ塩とすることによって製造される。]
[0026] さらなる適したアニオン性界面活性剤は、硫酸化脂肪酸グリセリンエステルであり、これは、モノ、ジ、トリエステルならびにそれらの混合物である。アルキル(またはアルケニル)硫酸塩として、例えばやし油アルコール、獣脂アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、またはステアリルアルコールからのC12〜C18脂肪アルコールの硫酸半エステル、またはC8〜C20オキソアルコールの硫酸半エステル、および同じ鎖長の第二級アルコールのこの種の半エステルのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好ましい。さらに、上記の鎖長の、石油化学的に製造された合成の直鎖アルキル残基を有するアルキル(またはアルケニル)硫酸塩も好ましい。さらに、1〜6モルの酸化エチレンでエトキシ化された直鎖または分岐アルコールの硫酸モノエステルも適しており、例えば、平均3.5モルの酸化エチレン(EO)が付いた2−メチル分岐C9〜C11アルコール、または1〜4モルのEOが付いたC12〜C18脂肪アルコールなどである。]
[0027] 好ましいアニオン界面活性剤には、アルキルスルホコハク酸の塩も含まれるが、これはスルホコハク酸塩あるいはスルホコハク酸エステルとも呼ばれ、アルコール、好ましくは脂肪アルコール、とりわけエトキシ化した脂肪アルコールとのスルホコハク酸のモノエステルおよび/またはジエステルである。好ましいスルホコハク酸塩は、C8〜C18の脂肪アルコール残基またはこれらの混合物を含む。さらなるアニオン性界面活性剤としては、アミノ酸の脂肪酸誘導体、例えばN−メチルタウリンからの誘導体(タウリド)および/またはN−メチルグリシンからの誘導体(サルコシナート)が対象となる。さらなるアニオン性界面活性剤としては、とりわけ、例えば0.2〜5重量%の量の石けんが対象となる。とりわけ、飽和脂肪酸石けん、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、水素化エルカ酸、およびベヘン酸などの塩、ならびに特に天然脂肪酸、例えばヤシ脂肪酸、パーム核脂肪酸、または獣脂脂肪酸から誘導される石けん混合物が適している。]
[0028] 本発明による第二級パラフィン酸のアルカリ土類金属塩の他に存在する、石けんも含めたアニオン性界面活性剤は、ナトリウム塩、カリウム塩、またはアンモニウム塩の形で、およびモノ、またはジ、またはトリエタノールアミンなど有機の塩基の可溶性の塩として存在することができる。好ましくは、上記のアニオン性界面活性剤は、ナトリウム塩、またはカリウム塩の形で、とりわけナトリウム塩の形で存在する。本発明による洗濯洗剤には、アニオン性界面活性剤が、好ましくは0.5〜50重量%の量、特に5〜25重量%の量含まれる。]
[0029] 非イオン性界面活性剤としては、好ましくはアルコキシ化、有利にはエトキシ化した、とりわけ、好ましくは8〜18個のC原子を有し、アルコール1モル当たり平均1〜12モルの酸化エチレン(EO)の付いた第一級のアルコールが使用される、ここで、アルコール残基は、直鎖であるか、または好ましくは2位にメチル分岐が付いていてよく、あるいは、オキソアルコール残基において通常存在するのと同様に、直鎖の残基とメチル分岐の付いた残基を混在して含んでいてよい。しかしながら、天然由来であり、12〜18個のC原子を有するアルコール、例えばヤシアルコール、パームアルコール、獣脂アルコール、またはオレイルアルコールからの直鎖状残基を有し、アルコール1モル当たり平均2〜8モルのEOの付いたアルコールエトキシラートがとりわけ好ましい。好ましいエトキシ化アルコールには、例えば、3モルのEOまたは4モルのEOの付いたC12〜C14アルコール、7モルのEOの付いたC9〜C11アルコール、3モルのEO、5モルのEO、7モルのEO、または8モルのEOの付いたC13〜C15アルコール、3モルのEO、5モルのEO、または7モルのEOの付いたC12〜C18アルコール、およびこれらの混合物、例えば、3モルのEOの付いたC12〜C14アルコールと7モルのEOの付いたC12〜C18アルコールの混合物が含まれる。示されるエトキシ化度は、統計的平均値であり、特定の生成物において整数または小数であり得る。]
[0030] 好ましいアルコールエトキシラートは、狭い同族体分布を示す(狭幅エトキシラート、narrow range ethoxylates、NRE)。これらの非イオン性界面活性剤に加えて、12モルよりも多いEOの付いた脂肪アルコールを使用することもできる。この例には、14モルのEO、16モルのEO、20モルのEO、25モルのEO、30モルのEO、または40モルのEOの付いた(獣脂)脂肪アルコールがある。]
[0031] 非イオン性界面活性剤には、一般式RO(G)xのアルキルポリグリコシドも含まれ、ここで、Rは、8〜22個、好ましくは12〜18個のC原子を有する、第一級の直鎖脂肪族残基または特に2位がメチル分岐したメチル分岐脂肪族残基を意味し、Gは、5〜6個のC原子を有するグリコシド単位、好ましくはグルコースを示す。オリゴマー化度xは、モノグリコシドとオリゴグリコシドの分布を意味し、1〜10の任意の数であり、分析によって求めることができる大きさとして小数を取ることもでき、好ましくはxは、1.2〜1.4である。]
[0032] 同様に、式(I)のポリヒドロキシ脂肪酸アミドも適しており、ここで、R1CO残基は、1〜22個のC原子を有する脂肪族アクリル残基を表し、R2は、水素、または1〜4個のC原子を有するアルキル残基またはヒドロキシアルキル残基を表し、[Z]は、3〜10個のC原子および3〜10個のヒドロキシ基を有する直鎖または分岐ポリヒドロキシアルキル残基を表す。]
[0033] ]
[0034] ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、好ましくは5〜6個のC原子を有する還元糖、特にグルコースから誘導される。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群には式(II)の化合物も含まれ、ここで、R3は、7〜12個のC原子を有する直鎖または分岐アルキル残基またはアルケニル残基を表し、R4は、2〜8個のC原子を有する直鎖、分岐、または環状アルキレン残基またはアリーレン残基を表し、R5は、1〜8個のC原子を有する直鎖、分岐、または環状アルキル残基、またはアリール残基、またはオキシアルキル残基を表し、ここではC1〜C4アルキル残基またはフェニル残基が好ましく、[Z]は、アルキル鎖が少なくとも2個のヒドロキシ基で置換された直鎖ポリヒドロキシアルキル残基、またはその残基をアルコキシ化、好ましくはエトキシ化またはプロポキシ化した誘導体を表す。ここで、[Z]は、好ましくはグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたはキシロースといった糖を還元的アミノ化することでも得られる。次いで、N−アルコキシまたはN−アリルオキシ置換化合物を、触媒としてのアルコキシドの存在下で脂肪酸メチルエステルと反応させて、所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに転換することができる。]
[0035] 単独の非イオン性界面活性剤として使用される、または他の非イオン性界面活性剤と組み合わせて、とりわけアルコキシ化脂肪アルコールおよび/またはアルキルグリコシドと共に使用される、使用するのに好ましい非イオン性界面活性剤のさらなるクラスは、好ましくはアルキル鎖に1〜4個のC原子を有するアルコキシ化、好ましくはエトキシ化またはエトキシ化、およびプロポキシ化された脂肪酸アルキルエステル、とりわけ脂肪酸メチルエステルである。]
[0036] アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤、例えばN−ココアルキル−N,N−ジメチルアミンオキシド、N−獣脂アルキル−N,N−ジヒドロキシエチルアミンオキシド、および脂肪酸アルカノールアミドも適している。]
[0037] さらなる界面活性剤として、いわゆるジェミニ型界面活性剤も対象になる。ジェミニ型界面活性剤とは、一般に1分子当たり2つの親水性基を有する化合物を意味する。これらの基は通常はいわゆる「スペーサ」により互いに離されている。このスペーサは、通常、親水基が十分な距離だけ離れ、それぞれが独立に働くことができるように、十分な長さを有する炭素鎖である。この種の界面活性剤は、一般に臨界ミセル濃度が非常に低く、水の表面張力を著しく下げることができることを特色とする。ジェミニ型ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、またはポリ−ポリヒドロキシ脂肪酸アミドも使用することができる。さらなる界面活性剤は、デンドリマー構造を有することがある。]
[0038] 適した過酸化物漂白剤は、過酸化水素、および洗濯および洗浄条件下で過酸化水素を発生する化合物、例えばアルカリ金属過酸化物、有機過酸化物、例えば尿素−過酸化水素付加物、および無機過酸塩、例えば過ホウ酸アルカリ金属塩、過炭酸アルカリ金属塩、過リン酸アルカリ金属塩、過ケイ酸アルカリ金属塩、過硫酸アルカリ金属塩、および過酸化亜硝酸アルカリ金属塩である。これらの化合物の2つ以上の混合物も同様に適している。特に好ましいのは、過ホウ酸ナトリウム四水和物、およびとりわけ過ホウ酸ナトリウム一水和物、および過炭酸ナトリウムである。過ホウ酸ナトリウム一水和物は、貯蔵安定性が良く、水への可溶性が良いため好ましい。過炭酸ナトリウムは生態的な理由から好ましいことがある。]
[0039] 過酸化物化合物のさらなる適した群は、ヒドロペルオキシドである。これらの物質の例には、クメンヒドロペルオキシドおよびt−ブチルヒドロペルオキシドがある。]
[0040] 脂肪族または芳香族のモノまたはジ過カルボン酸ならびに対応する塩も、過酸化物化合物として適している。その例には、ペルオキシナフトエ酸、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、N,N−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸(PAP)、1,12−ジペルオキシドデカン二酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシイソフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、および4,4’−スルホニルビスペルオキシ安息香酸がある。]
[0041] 洗濯洗剤および洗浄剤中には、適当な漂白活性化剤を通常の量(約1〜10重量%)含むことができる。]
[0042] 漂白活性化剤としては、O−アシル基またはN−アシル基を有する有機化合物、特に活性化したカルボン酸エステル類、とりわけノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、イソノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、4−ベンゾイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、カルボン酸無水物、とりわけ無水フタル酸、アシル化多価アルコール、とりわけトリアセチン、二酢酸エチレングリコール、2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン、ラクトン、アシラール、カルボン酸アミド、アシル化尿素およびオキサミド、N−アシル化ヒダントイン、例えば1−フェニル−3−アセチルヒダントイン、ヒドラジド、トリアゾール、ヒドロトリアジン、ウラゾール、ジケトピペラジド、スルフリルアミド、ポリアシル化アルキレンジアミン、例えば、N,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、とりわけ1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、アシル化グリコールウリル、とりわけテトラアセチルグリコールウリル、N−アシルイミド、とりわけN−ノナノイルスクシンイミド、およびアシル化糖誘導体、とりわけペンタアセチルグルコース(PAG)、ペンタアセチルフルクトース、テトラアセチルキシロースおよびオクタアセチルラクトース、ならびにアセチル化、場合によりN−アルキル化グルカミンおよびグルコノラクトンおよび/またはN−アシル化ラクタム、例えばN−ベンゾイルカプロラクタム、さらにニトリル化合物、例えば第四級トリアルキルアンモニウムニトリル塩、とりわけシアノメチルトリメチルアンモニウム塩、さらにヘテロ環状置換第四級ニトリル化合物からなる群からの有機化合物が適している。]
[0043] 上記の従来の漂白活性化剤に加えて、あるいはその代わりに、スルホンイミン、鎖状または環状第四級イミニウム化合物、例えばジヒドロイソキノリニウムクアットまたはジヒドロイソキノリニウムベタインおよび/または漂白を促進する遷移金属塩、あるいは非環状または大環状配位子を有する1つまたは複数の核の遷移金属錯体を含有することができる。]
[0044] 有機および無機のビルダーとして、カルシウムイオンを沈殿させる、あるいは錯化することができる、中性またはとりわけアルカリ性に働く塩が適している。適しており、かつとりわけ生態学的に問題のないビルダー物質は、結晶性であり層状の一般式NaMSi(X)O(2X+1)のケイ酸塩であり(ここでMはナトリウムまたは水素を表し、xは1.9〜22、好ましくは1.9〜4の数を表し、yは0〜33の数を表す)、例えば、Na−SKS−5(α−Na2Si2O5)、Na−SKS−7(β−Na2Si2O5、ナトロシライト(Natrosilit))、Na−SKS−9(NaHSi2O5・*H2O)、Na−SKS−10(NaHSi2O3・*3H2O、カネマイト(Kanemit))、Na−SKS−11(t−Na2Si2O5)およびNa−SKS−13(NaHSi2O5)、とりわけNa−SKS−6(δ−Na2Si2O5)、ならびに、カルシウム結合能が100〜200mgCaO/gの範囲の微結晶性の合成含水ゼオライト、とりわけNaA型のものである。]
[0045] ゼオライトおよび層状ケイ酸塩は、洗剤中に60重量%までの量だけ含有することができる。]
[0046] さらに、中和していない、または部分的に中和した、(コ)ポリマーのポリカルボン酸も適している。これには、アクリル酸またはメタクリル酸のホモポリマー、あるいはこれらとさらなるエチレン性不飽和モノマーとのコポリマーが含まれ、このエチレン性不飽和モノマーは、例えばアクロレイン、アクリル酸ジメチル、アクリル酸エチル、酢酸ビニル、酢酸アリル、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、ならびにリン基を含むモノマー、例えばビニルリン酸、アリルリン酸、およびアクリルアミドメチルプロパンリン酸、およびそれらの塩、ならびに(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル硫酸塩、アリルアルコール硫酸塩、およびアリルアルコールリン塩である。]
[0047] 好ましい(コ)ポリマーは、平均モル質量が1,000〜100,000g/mol、好ましくは2,000〜75,000g/mol、とりわけ2,000〜35,000g/molである。]
[0048] 酸性基の中和度は、有利には0〜90%、好ましくは10〜80%、とりわけ30〜70%である。]
[0049] 適したポリマーには、とりわけアクリル酸のホモポリマー、および(メタ)アクリル酸とマレイン酸あるいは無水マレイン酸とのコポリマーが含まれる。]
[0050] さらなる適したコポリマーは、10〜70重量%の、4〜8個のC原子を有するモノエチレン性不飽和ジカルボン酸またはその塩と、20〜85重量%の、3〜10個のC原子を有するモノエチレン性不飽和モノカルボン酸またはその塩と、1〜50重量%の、けん化後に水酸基をポリマー鎖に遊離する一不飽和モノマーと、0〜10重量%のラジカル共重合するさらなるモノマーとを重合して得られるターポリマーから誘導される。]
[0051] 同様に、単糖、オリゴ糖、多糖、および変性多糖、ならびに動物性または植物性タンパク質のグラフト重合体も適している。]
[0052] 糖および他のポリヒドロキシ化合物と、以下のモノマー混合物とからなるコポリマーが好ましい。すなわち、45〜96重量%の、モノエチレン性不飽和C3〜C10モノカルボン酸、またはC3〜C10モノカルボン酸および/または1価のカチオンを有するこれらの塩の混合物と、4〜55重量%の、モノスルホン酸基を含むモノエチレン性不飽和モノマー、モノエチレン性不飽和硫酸エステル、ビニルリン酸エステル、および/または1価のカチオンを有するこれらの酸の塩と、0〜30重量%の、モノエチレン性不飽和化合物1モル当たり2〜50モルのアルキレンオキシドで変性した水溶性不飽和化合物とからなるモノマー混合物。]
[0053] さらなる適したポリマーは、ポリアスパラギン酸、あるいは、その中和されていないまたは部分的にだけ中和された形の誘導体である。]
[0054] 特に適しているのは、上述したポリスクシンイミドの加水分解で通常は得られるポリアスパラギン酸の塩への、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、およびその他のエチレン性不飽和モノマーのグラフト重合体である。この場合、通常、部分的にだけ中和された形のポリアスパラギン酸を製造するのに必要とされる酸の添加は不要となる。通常、ポリアスパラギン酸塩の量は、ポリマー中に導入されたカルボキシル基の中和度が80%、好ましくは60%を超えないように選ばれる。]
[0055] さらなる使用可能なビルダーの例は、好ましくはナトリウム塩の形で使用されるカルボン酸、例えば、クエン酸、とりわけクエン酸三ナトリウム、およびクエン酸三ナトリウム二水和物、ニトリロ三酢酸およびその水溶性塩、カルボキシメチルオキシコハク酸のアルカリ金属塩、エチレンジアミン四酢酸、モノまたはジヒドロキシコハク酸、α−ヒドロキシプロピオン酸、グルコン酸、メリト酸、ベンゾポリカルボン酸、および米国特許第4,144,226号(特許文献2)および米国特許第4,146,495号(特許文献3)に開示されたものがある。]
[0056] また、リン酸塩含有ビルダー、例えば、アルカリ性、中性、または酸性のナトリウムまたはカリウム塩の形で存在しうるリン酸アルカリ金属塩も適している。]
[0057] それらの例には、リン酸三ナトリウム、二リン酸四ナトリウム、二リン酸水素二ナトリウム、三リン酸五ナトリウム、いわゆるヘキサメタリン酸ナトリウム、オリゴマー化度が5〜1,000、とりわけ5〜50のリン酸三ナトリウムのオリゴマー、ならびにナトリウム塩とカリウム塩の混合物がある。]
[0058] これらのビルダー物質は、5〜80重量%含有でき、好ましくは10〜60重量%の比率である。]
[0059] 同様に、錯化剤、例えばエタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸塩や他の既知のホスホン酸塩を使用できる。]
[0060] さらに、本発明による洗剤には、揮発性でアルカリ化に作用する化合物を含有することができる。これには、アンモニアおよび/またはC1〜C9のアルカノールアミンが含まれる。アルカノールアミンとしては、エタノールアミンが好ましく、モノエタノールアミンが特に好ましい。]
[0061] さらに、洗浄剤には有機酸、例えば酢酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸、コハク酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、およびグルコン酸を含有することができ、好ましくは酢酸、クエン酸および乳酸であり、特に好ましくは酢酸である。]
[0062] 本発明による酸性の洗浄剤製剤は、とりわけ無機酸を、例えばリン酸、硫酸、硝酸、または塩酸等の鉱酸、さらにスルファミン酸を含むことができる。さらに、有機酸、好ましくは短鎖長の脂肪族モノ、ジ、またはトリカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、およびジカルボン酸も適している。脂肪族モノカルボン酸およびジカルボン酸の例には、C1〜C6アルキルおよびアルケニル酸、例えばグルタル酸、コハク酸、プロピオン酸、アジピン酸、マレイン酸、ギ酸、および酢酸がある。ヒドロキシカルボン酸の例としては、ヒドロキシ酢酸およびクエン酸が挙げられる。直鎖または分岐および/または環状の、または不飽和のC1〜C32の炭化水素残基Rを含む式R−SO3Hのスルホン酸も使用することができ、例えば、C6〜C22アルカンスルホン酸、C6〜C22−α−アルカンスルホン酸、C6〜C22−α−オレフィンスルホン酸およびC1〜C22アルキル−C6〜C10アリールスルホン酸、例えばC1〜C22アルキルベンゼンスルホン酸またはC1〜C22アルキルナフタレンスルホン酸、好ましくは直鎖のC8〜C16アルキルベンゼンスルホン酸である。特に好ましいのは、クエン酸、酢酸、ギ酸およびスルファミン酸である。]
[0063] 基本的には、有機溶媒として、1価または多価アルコールが対象になる。好ましくは1〜4個の炭素原子を有するアルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、直鎖および分岐ブタノール、グリセリンおよび上記アルコールからの混合物が使用される。さらなる好ましいアルコールは、相対分子量が2,000未満のポリエチレングリコールである。とりわけ、相対分子量が200〜600のポリエチレングリコールを45重量%までの量、および相対分子量が400〜600のポリエチレングリコールを5〜25重量%の量だけ使用するのが好ましい。有利な溶媒の混合物は、0.5:1〜1.2:1の比でのモノマーのアルコール、例えばエタノールとポリエチレングリコールとからなっている。]
[0064] さらなる適した溶媒には、例えばトリアセチン(グリセリン三酢酸)、および1−メトキシ−2−プロパノールがある。]
[0065] 増粘剤として使用されるのは、好ましくは、水素化ヒマシ油、好ましくは0〜5重量%の量、とりわけ0.5〜2重量%の量で使用される長鎖脂肪酸の塩、例えばステアリン酸のナトリウム塩、カリウム塩、アルミニウム塩、マグネシウム塩、チタン塩、またはベヘン酸のナトリウム塩、および/またはカリウム塩、ならびにポリサッカリド、とりわけキサンタンガム、グアールグアール、寒天、アルギン酸塩、およびTylose(商標)、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、さらに脂肪酸の高分子量ポリエチレングリコールモノおよびジエステル、ポリアクリラート、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンならびに食塩等の電解質および塩化アンモニウムである。増粘剤として、例えば約1%のスクロースのポリアリルエーテルで架橋された、相対分子量が百万を超える水溶性ポリアクリラートが適している。この例には、Carbopol(登録商標)940および941の名で市販されているポリマーがある。この架橋ポリアクリラートは、1重量%を超えない量、好ましくは0.2〜0.7重量%の量だけ使用される。]
[0066] 場合により本発明による洗剤に含有される酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、プルラナーゼ、セルラーゼ、クチナーゼ、および/またはリパーゼが含まれ、プロテアーゼの例には、BLAP(登録商標)、Optimase(登録商標)、Opticlean(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Durazym(登録商標)、Purafect(登録商標)OxP、Esperase(登録商標)および/またはSavinase(登録商標)が含まれ、アミラーゼの例には、Termamy(登録商標)、Amylase−LT、Maxamyl(登録商標)、Duramyl(登録商標)、Purafectel OxAmが含まれ、セルラーゼの例には、Celluzyme(登録商標)、Carezyme(登録商標)、K−AC(登録商標)および/または国際公開第96/34108号(特許文献4)および国際公開第96/34092号(特許文献5)から知られているセルラーゼが含まれ、および/またはリパーゼの例には、Lipolase(登録商標)、Lipomax(登録商標)、Lumafast(登録商標)および/またはLipozym(登録商標)が含まれる。使用される酵素は、例えば国際公開第92/111347号(特許文献6)または国際公開第94/23005号(特許文献7)に記述されるように、担体物質に吸着させ、および/または被覆物質中に埋入させ、時期尚早に失活しないように保護することができる。これらは、本発明による洗濯洗剤および洗浄剤中に好ましくは10重量%までの量、とりわけ0.05〜5重量%含有されるが、このとき、とりわけ好ましくは酸化分解に対して安定化された酵素を使用する。]
[0067] 本発明による自動食器洗い機用の食器洗浄剤は、好ましくは通常のアルカリ金属担体、例えばケイ酸アルカリ金属塩、炭酸アルカリ金属塩、および/または炭酸水素アルカリ金属塩を含む。通常用いられるアルカリ金属担体には、炭酸塩、炭酸水素塩、および1:1〜2.5:1のSiO2/M2Oのモル比(Mはアルカリ原子)を有するケイ酸アルカリ金属塩が含まれる。ケイ酸アルカリ金属塩はこのとき、洗剤全体に対して、40重量%まで、とりわけ3〜30重量%の量だけ含有することができる。本発明による洗浄剤に使用するのに好ましいアルカリ金属担体系は、炭酸塩と炭酸水素塩の混合物、好ましくは炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの混合物で、これは50重量%まで、とりわけ5〜40重量%の量だけ含有することができる。]
[0068] 本発明による食器の自動洗浄用の洗剤の別の実施形態においては、水溶性の有機ビルダー、とりわけクエン酸アルカリ金属が20〜60重量%、炭酸アルカリ金属が3〜20重量%、二ケイ酸アルカリ金属が3〜40重量%含まれる。]
[0069] 銀の腐食を防止するために、本発明による食器用の洗浄剤には、銀腐食防止剤を使用することができる。好ましい銀腐食保護剤は、有機硫化物、例えば、シスチンおよびシステイン、2価または3価のフェノール、場合によりアルキルまたはアリール置換トリアゾール、例えばベンゾトリアゾール、イソシアヌル酸、およびチタン、ジルコニウム、ハフニウム、モリブデン、バナジウム、またはセリウムの塩および/または錯体である。]
[0070] 洗剤が使用時にあまりに激しく発泡する場合は、6重量%まで、好ましくは約0.5〜4重量%の発泡調節化合物をさらに洗剤に加えることができる。発泡調節化合物は、好ましくは、シリコーン、パラフィン、パラフィンとアルコールの組合せ、疎水性ケイ酸、ビス脂肪酸アミド、ならびにそれらの混合物、およびそれ以外の既知の市販されている発泡防止剤を含む群からのものである。好ましくは、発泡防止剤、とりわけシリコーンおよび/またはパラフィンを含有する発泡防止剤は、水に溶解するかあるいは分散する粒状の担体物質と結合している。このとき、とりわけパラフィンとビスステアリルエチレンジアミドの混合物が好ましい。本発明による洗剤へのさらなる任意の含有成分には、例えば香油がある。]
[0071] 塩または調整剤として、例えば、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、またはケイ酸ナトリウム(水ガラス)が対象となる。]
[0072] 他の成分を混ぜただけでは自然に実現しない所望のpH値に調節するため、本発明による洗剤は、系あるいは環境に悪影響のない酸、とりわけクエン酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸、および/またはアジピン酸、さらに鉱酸、とりわけ硫酸または硫酸水素アルカリ金属、または塩基、とりわけ水酸化アンモニウムもしくは水酸化アルカリ金属を含有することができる。そうしたpH調整剤は、本発明による洗剤中に、好ましくは10重量%以下、とりわけ0.5〜6重量%含有される。]
[0073] 本発明による洗剤は、好ましくは粉末状、顆粒状、または錠剤状の調剤あるいは他の成形体として存在し、これらはそれ自体既知の方法で、例えば混合、造粒、ロール圧縮で、および/または熱に強い成分を噴霧乾燥し、これに、とりわけ酵素、漂白剤、および漂白触媒といった熱に敏感と考えられる成分を混ぜることで製造することができる。]
[0074] 嵩比重が大きい、とりわけ650g/l〜950g/lの範囲の粒子状剤を製造するには、欧州特許第0486592号(特許文献8)に開示された押出し工程を含む方法が好ましい。造粒過程を用いる別の好ましい製造法が、欧州特許第0642576号(特許文献9)に記載されている。本発明による洗剤を、粉塵が立たず、保存安定性が良く、自由流動性があり、嵩比重が800〜1,000g/lと高い粉末および/または顆粒形態に製造するのには、最初の工程でビルダー成分を液状混合成分の少なくとも一部と混ぜて、この予備混合物の嵩比重を高くしてから、必要であれば中間乾燥を行った後、洗剤の他の成分、とりわけカチオン性ニトリル活性化剤を、このように作製した予備混合物と一体にする。]
[0075] 本発明による洗剤を錠剤状に製造するには、好ましくは、全成分をミキサー中で混ぜ合わせ、混合物を従来の打錠プレス、例えば偏心プレスや回転プレスで圧縮する。これにより、曲げ強度が通常150Nを超え、壊れにくいが、使用条件下では十分に速く溶解する錠剤が問題なく得られる。好ましくはこうして作られる錠剤は、直径が3〜5mmから40mmまでであり、重量が1.5g〜40g、とりわけ20g〜30gである。]
[0076] 別の好ましい実施形態は、塊状の調剤を含み、便器の臭気改善と洗浄に使用することができ(いわゆるトイレ固形洗浄剤)、本発明による第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩の他に、15〜30重量%のさらなるアニオン性および/または非イオン性界面活性剤、好ましくは脂肪族アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルポリグルコシド、脂肪族アルキルエーテル硫酸塩、脂肪族アルキルエトキシラート、10〜40重量%の有機溶媒、5〜15重量%の1または複数の酸またはその塩、例えばギ酸、酢酸、アミドスルホン酸、硫酸水素ナトリウム、ヤシ脂肪酸、0〜5重量%の錯化剤、例えばクエン酸ナトリウムまたはホスホン酸ナトリウム、0〜60重量%のビルダー、例えば硫酸ナトリウム、および0〜5重量%の着色剤、香料、および消毒剤、ならびに水を含んでいる。]
[0077] さらなる好ましい実施形態は、粉末状の調剤であり、便所の洗浄に使用することができ(いわゆるトイレ粉末洗浄剤)、本発明による第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩の他に、15〜30重量%のさらなるアニオン性および/または非イオン性界面活性剤、好ましくは脂肪族アルキル硫酸塩、脂肪族アルキルエトキシラート、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルポリグルコシド、脂肪族アルキルエーテル硫酸塩、10〜50重量%の酸、好ましくはギ酸、酢酸、クエン酸、アミドスルホン酸、硫酸水素カリウムまたは硫酸水素ナトリウム、0〜5重量%の錯化剤、0〜10重量%の助剤および充填剤、好ましくは炭酸ナトリウム、0〜5重量%の着色剤、香料、および消毒剤、ならびに水を含んでいる。]
[0078] さらなる好ましい実施形態は、塊または錠剤状の洗浄剤固体であり、食器、床、窓といった固い表面、さらに繊維製品の洗浄や濯ぎに使用することができ、本発明による第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩の他に、0〜25重量%のさらなるアニオン性および/または非イオン性界面活性剤、好ましくは脂肪族アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルポリグルコシド、脂肪族アルキルエーテル硫酸塩、ベタイン、アミンオキシド、α−オレフィンスルホン酸塩、10〜40重量%の有機溶媒、0〜5重量%の着色剤、香料、および消毒剤、ならびに水を含んでいる。]
[0079] 上述した成分の他に、洗濯洗剤および洗浄剤は、従来から用いられている添加剤を、そうした洗剤に通常用いられる量だけ含有することができる。]
[0080] 以下に示す例は、本発明の目的を、限定することなく、より詳細に説明する。]
[0081] 例
例1:Mg(OH)SASの合成
141.2g(0.42モル)の90.8%パラフィンスルホン酸を準備し、15〜20℃に冷やした。続いて、この温度で2.8gのH2O2(30%)を滴下した後、内部温度を15〜20℃に保ったまま、4時間撹拌した。その後、そうして漂白されたパラフィンスルホン酸を、280gの水中の17.5g(0.3モル)のMg(OH)2からなる、50℃に加熱された水溶液中に滴下した。90分後に添加が終了すると、pH値は6.5になった。10時間以内に、さらに2.7g(0.01モル)のパラフィンスルホン酸を加えると、pH値は7.6で安定し、モル比SAS/Mg(OH)2は1.44であった。こうして得られた溶液は、透明で良好な流動性を有していた。]
[0082] 分析結果:
活性成分含有量(329.3g/molとして):32.2%
含水量(カール・フィッシャー):67.1%]
[0083] 例2:Mg(SAS)2の合成
141.2g(0.42モル)の90.8%パラフィンスルホン酸を準備し、15〜20℃に冷やした。続いて、この温度で2.8gのH2O2(30%)を滴下した後、内部温度を15〜20℃に保ったまま、4時間撹拌した。そうして漂白されたパラフィンスルホン酸を、280gの水中の11.2g(0.21モル)のMg(OH)2からなる、60℃に加熱された水溶液中に滴下した。60分後に添加が終了すると、pH値は1.2で安定した。得られた生成溶液は、透明で良好な流動性を有していた。]
[0084] 分析結果:
活性成分含有量(329.3g/molとして):30.2%
含水量(カール・フィッシャー):71.4%]
[0085] 例3:パラフィンスルホン酸マグネシウム溶液の噴霧乾燥
乾燥した固体のパラフィンスルホン酸塩を製造するために、例1および2によるパラフィンスルホン酸マグネシウムの溶液を使用した。実験室用噴霧乾燥器(型式:Buechi社小型噴霧乾燥器B−191)で溶液を噴霧し、その際、入口温度T=200℃を選定した。液体の送入速度を約3〜5g/分に調節したところ、出口温度は約117〜124℃となった。最終生成物として、それぞれ、乾燥した自由流動性のある噴霧粉末が得られ、その残留湿度は約5.3%(赤外線乾燥器、120℃)であった。噴霧粉体の平均粒径は、約5〜7μm(測定法:レーザー回折、Malvern社Mastersizer)であった。]
[0086] さらなる実験条件においては、水溶液は、入口温度T=145℃、送入速度約3.5〜4g/分で噴霧乾燥され、このとき出口温度は88〜92℃となった。この場合も、乾燥した自由流動性のある、残留湿度が約4.3%の生成物が得られた。]
[0087] 得られたパラフィンスルホン酸マグネシウム粉末は、吸湿性試験において、水分を吸収しにくいことが分かった。若干の水分を吸収しても、この材料は、機械的に安定で、試験終了後、乾燥した自由流動性のある粉末として存在した。]
[0088] 比較例:パラフィンスルホン酸ナトリウム溶液の噴霧乾燥
乾燥したパラフィンスルホン酸塩を生成するために、60%濃度の商品(HostapurSAS60、Clariant社市販品)を希釈して作った、パラフィンスルホン酸ナトリウムの30%水溶液を使用した。実験室用噴霧乾燥器(型式:Buechi社小型噴霧乾燥器B−191)で溶液が噴霧され、その際、まず入口温度T=160℃を選定した。液体の送入速度を約4g/分に調節したところ、乾燥器の出口温度はT=106℃と測定された。しかしながら、この条件では、サイクロンの受器で、噴霧粉末を単離させることができなかった。このため、その後、乾燥されたパラフィンスルホン酸ナトリウムを生成するため、段階的に乾燥器の入口温度をT=190℃まで上昇させた。実験の経過と共に、一方では、噴霧粉末は依然サイクロンで分離することができず、他方では、乾燥器の器壁に、生成物の粘着性で湿った層が付着し、実験は成果が出ないうちに打ち切られねばならなかった。カリウムまたはアンモニウムに基づくパラフィンスルホン酸塩も噴霧乾燥できなかった。]
权利要求:

請求項1
第二級パラフィンスルホン酸と水酸化アルカリ土類金属の水性溶液を噴霧乾燥することで固体に転換することを特徴とする、第二級パラフィンスルホン酸の固体のアルカリ土類金属塩を製造する方法。
請求項2
7〜20個のC原子を有する第二級パラフィンスルホン酸を使用することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項3
使用される第二級パラフィンスルホン酸が、70〜99%の活性成分濃度を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項4
使用される第二級パラフィンスルホン酸が、85〜95%の活性成分濃度を有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項5
第二級パラフィンスルホン酸を、水酸化アルカリ土類金属と反応させる前に、漂白することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項6
第二級パラフィンスルホン酸と水酸化アルカリ土類金属のモル比が、0.8〜2.5であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項7
第二級パラフィンスルホン酸と水酸化アルカリ土類金属のモル比が、1.0〜2.0であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
請求項8
請求項1に記載の方法で製造された、固体で粉末状の第二級パラフィンスルホン酸のアルカリ土類金属塩を含有する洗濯洗剤、洗浄剤、および消毒剤。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
JP3488235B2|2004-01-19|粒状の洗浄剤および/または清浄組成物の連続製造方法
KR100406227B1|2004-03-26|이미노디숙시네이트를포함하는세제및세정제
JP5595262B2|2014-09-24|優れた洗浄力を有する食器洗浄器用洗剤
ES2273103T3|2007-05-01|Utilizacion de complejos de metales de transicion como catalizadores del blanqueo.
EP0228011B1|1990-04-11|Phospahtreduziertes, granulares Waschmittel
US7186677B2|2007-03-06|Method for the production of surfactant granulates containing builders
US6462006B1|2002-10-08|Solid machine dishwashing detergent with phosphate and crystalline lamellar silicates
ES2249498T3|2006-04-01|Utilizacion de complejos de metales de transicion con ligandos de oximas como catalizadores del blanqueo.
EP1735422B1|2008-08-20|Wasserlöslich umhüllte bleichmittelteilchen
ES2295983T3|2008-04-16|Utilizacion de compuestos complejos con metales de transicion como catalizadores del blanqueo en agentes de lavado y limpieza.
KR101652559B1|2016-08-30|제균제 조성물 및 제균 방법
ES2260145T3|2006-11-01|Utilizacion de cetonas de azucares ciclicos como catalizadores para compuestos peroxigenados.
EP0777721B1|1998-11-25|Verfahren zur herstellung von wasch- oder reinigungsmitteltabletten
ES2734061T3|2019-12-04|Polvo y gránulo, procedimiento de fabricación de dicho polvo y gránulo, y su uso
CA1290640C|1991-10-15|Antifoam ingredient
US6329335B1|2001-12-11|Detergent tablets
ES2220474T3|2004-12-16|Procedimiento para la fabricacion de cuerpos moldeados de agentes de lavado y de limpieza.
EP0961823B1|2002-10-30|Ph-gesteuerte freisetzung von waschmittelkomponenten
JP3889810B2|2007-03-07|含浸無定形アルカリ金属ケイ酸塩の製造方法
ES2483541T3|2014-08-06|Mezclas de agentes activadores del blanqueo
US20020198133A1|2002-12-26|Solid surfactant compositions, their preparation and use
JP4920577B2|2012-04-18|水溶性のカプセル化漂白剤を含有する液状洗剤または洗浄剤組成物
JPH0747757B2|1995-05-24|洗剤組成物
EP1915438B1|2011-12-21|Farbschützendes waschmittel
JP2003531952A|2003-10-28|汚れ除去を改善するためのナノスケール粒子の使用
同族专利:
公开号 | 公开日
DE102008013606A1|2009-09-17|
JP5559706B2|2014-07-23|
ES2396480T3|2013-02-21|
EP2262882A1|2010-12-22|
US20110021812A1|2011-01-27|
WO2009112187A1|2009-09-17|
US8426635B2|2013-04-23|
EP2262882B1|2012-12-12|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
JPS60104056A|1983-10-19|1985-06-08|Basf Ag|Manufacture of alkali salt or alkali earth salt of acyloxybenzole sulfonic acid|
JPH05504758A|1989-06-26|1993-07-22|||
JPH04261189A|1991-02-15|1992-09-17|Central Glass Co Ltd|Production of tin trifluoromethanesulfonate|
JPH08259517A|1995-03-22|1996-10-08|Japan Energy Corp|アルカンスルホン酸アルカリ土類金属塩の製造方法|
JP2001508118A|1997-01-21|2001-06-19|クラリアント・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング|顆粒状第二アルカンスルホネート|US10426447B2|2012-09-27|2019-10-01|Terumo Kabushiki Kaisha|Biopsy device|US2594690A|1948-04-30|1952-04-29|California Research Corp|Continuous process for neutralizing and spray drying an organic sulfonic acid|
US3639282A|1968-07-01|1972-02-01|Chevron Res|Hypochlorite bleaching of monoelefinic hydrocarbon sulfonates|
DE2423391C2|1974-05-14|1983-08-04|Hoechst Ag, 6230 Frankfurt, De||
CA1052223A|1975-01-06|1979-04-10|David S. Lambert|Detergent composition containing semi-polar nonionic detergent and alkaline earth metal anionic detergent|
US4144226A|1977-08-22|1979-03-13|Monsanto Company|Polymeric acetal carboxylates|
US4146495A|1977-08-22|1979-03-27|Monsanto Company|Detergent compositions comprising polyacetal carboxylates|
ZA8007664B|1979-12-14|1982-07-28|Unilever Ltd|Process for making detergent compositions|
DE3325516A1|1983-07-15|1985-01-24|Hoechst Ag|Verfahren zur schonenden isolierung von paraffinsulfonat und schwefelsaeure aus paraffin-sulfoxidations-reaktionsgemischen|
DK0486592T3|1989-08-09|1994-07-18|Henkel Kgaa|Preparation of compacted granules for detergents|
DE4041752A1|1990-12-24|1992-06-25|Henkel Kgaa|Enzymzubereitung fuer wasch- und reinigungsmittel|
DE4216774A1|1992-05-21|1993-11-25|Henkel Kgaa|Verfahren zur kontinuierlichen Herstellung eines granularen Wasch und/oder Reinigungsmittels|
DE4310506A1|1993-03-31|1994-10-06|Cognis Bio Umwelt|Enzymzubereitung für Wasch- und Reinigungsmittel|
AT341616T|1995-04-28|2006-10-15|Henkel Kgaa|Cellulasen enthaltende waschmittel|
US6313081B1|1995-04-28|2001-11-06|Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien |Detergents comprising cellulases|
DE19960098A1|1999-12-14|2001-06-21|Cognis Deutschland Gmbh|Magnesiumsulfat-Pasten|
DE102004053969A1|2004-11-09|2005-09-15|Clariant Gmbh|Flüssigwaschmittel enthaltend sekundäres Alkansulfonat und kationische Tenside|DE102014009836B4|2014-07-03|2017-04-06|Weylchem Wiesbaden Gmbh|Natriumsalze sekundärer Alkansulfonate enthaltende Compounds, ihre Herstellung und Verwendung sowie Wasch-, Desinfektion- und Reinigungsmittel enthaltend diese|
法律状态:
2012-03-03| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120302 |
2013-07-23| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130723 |
2013-08-13| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130813 |
2013-11-13| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131112 |
2013-11-20| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131119 |
2013-12-13| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131212 |
2013-12-20| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131219 |
2014-02-13| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140212 |
2014-03-10| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2014-04-08| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
2014-05-03| A601| Written request for extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20140502 |
2014-05-14| A602| Written permission of extension of time|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20140513 |
2014-06-12| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140606 |
2014-06-13| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Ref document number: 5559706 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2014-10-09| S111| Request for change of ownership or part of ownership|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
2014-10-16| S111| Request for change of ownership or part of ownership|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
2014-11-12| R350| Written notification of registration of transfer|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
2014-11-19| R350| Written notification of registration of transfer|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
2017-06-13| LAPS| Cancellation because of no payment of annual fees|
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]